Under the Spotlightについて
国際乾癬患者会連盟(IFPA)の会長として、2009年世界乾癬デーに開始した独自の取り組みを紹介します。
Under the Spotlightは、世界各地の乾癬患者さんが登場する独自のドキュメンタリーです。これらの勇敢かつ寛大な患者さんたちは、撮影班が患者さんの生活を撮影することを許可し、乾癬がどのような影響を及ぼすかを包み隠さず話してくれました。彼らのストーリーを通じて、この病気を持つ他の患者さんに、自分はひとりではないと感じてもらい、このコミュニティの共通の体験を見て安心してもらいたいと考えています。
これらの患者さんは、今後の生活に乾癬がどのように関わってくるかを理解できるよう、数年間にわたって撮影されることに同意してくれました。今後、世界中からこのプロジェクトに参加する人が増えるにつれて、多くの助言、支援、情報、個人的な告白を集めた豊かな情報源が生まれます。
これは独自性が高く意欲的なプロジェクトですが、このプロジェクトを通じて、この病気が生活に及ぼす影響を説明する方法を患者さんに提供できると考えています。
IFPAは、世界の1億2,500万人に影響を及ぼしている重篤な慢性の炎症性疾患である乾癬に対する疾患啓発を行い、理解を深めるべく取り組んでいます。IFPAは、病気の苦痛を和らげ、患者さんが望む生活を送れるよう支援したいと考えています。Under the Spotlightでは、実際の患者さんの生活を紹介し、この病気を理解するための障壁を解消することにより、この目的の達成を目指します。
皆様に、ドキュメンタリーとそれぞれの患者さんのストーリーに関心を持っていただければ幸いです。

世界乾癬デーに際して
Lars Ettarp
国際乾癬患者会連盟(IFPA)会長

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